Miyun プロフィール

横浜市在住

2006年 Bikram Yoga Teacher Training修了

2010年 Restrative Yoga Teacher Training参加予定

病歴〜パニック??〜

大学1年の秋ごろ満員電車に乗れなくなりました。乗る時間も長かったこともありますが、あのドアから人があふれそうな空間に入れなくなったのです。 当時今のようにパニック障害が知られていませんでした。電車に乗れないだけなので、これがまさか病気の症状だと思ってもいませんでした。 病気と思っていないのだから、病院にいくという選択肢はありません。ですからほったらかしでした。

なぜパニック障害と気がついたかというと、友達のお家にその当時の彼氏と友達の家に遊びに行ったときのことです。 お酒を沢山飲んで酔っ払ってしまい、横になっていたところ急に胸が苦しくなり、息が出来なくなりそうになったのです。 余りの苦しさの様子を見かねて救急車を呼ぼうとしたらしい。しかしその前になんとかその苦しさは消え去り、正常に戻ったのです。

それからなぜか電車は乗れなくなり、通学時は始発駅まで一度行き、席を確保してからという状態になった。 そんな状態で私は自分の事をただ座れないから具合が悪くなっているように見せかけてるのだと思っていました。 実際席に座っていれば、電車に乗っていられることは可能なのです。電車に全く乗れないわけではなかったのです。

そんな状態を彼に話したところ手紙をもらいました。そこには「パニック障害」という文字。精神病ではないから、 一緒に病院にいこうと書かれていました。私はびっくりしていろいろ調べました。著名人でもこの病を患った経験のある人もわかりました。 一番驚いたのが、彼のお姉さんもこの病だったのです。この時彼のお姉さんはなんとグリーン車で通勤していたそうです。

しかし適切な治療が出来ないまま、私が海外に行くことが決まってしまった為、彼との関係も終わってしまいました。 ここできちんと治療しておくべきだったと非常に後悔しています。

うつ病??

帰国して会社に就職しました。ここで長い労働時間、パワー&セクシャルハラスメントの餌食となり、ある朝ベッドから起き上がれなくなりました。 とにかく会社を休む必要がありました。会社を休むために「心療内科」へ行きました。しかし、この時も病気という意識はありませんでした。 休めば元に戻ると信じていました。しかしいくら休んでも何も変りませんでした。 上司が出社する前に仕事を終わらせ帰ったり、休日も家で出来る仕事をしていました。休んでいるから仕事はおろそかにしたくなかったのです。 休んでいるときも私は怠け者で、甘いんだと思っていました。何より仕事が大好きでした。

仕事を数ヶ月休みました。その間も何もしたくない、大好きなヨーガでさえ、うっとおしいものになってしまったのです。 典型的な症状で、今まで好きな趣味や、食べ物も嫌いになってしまったのです。何かしたいという意欲が全くなくなったのです。 そして最悪な状態として「自分が自殺してニュースになったら会社もおわりだな」とか考えてしまいました。 この時考えていたことは「会社に復讐する」ことばかりでした。 常に会社や世の中の悪口を言い、自分がいかに恵まれていないかについて不満ばかりいっていました。 当時撮影した会社の社員証の顔を見るとやつれて頬がこけ、口ゆがみ本当にひどい顔でした。

しかし当時を振り返るとその時の私はいかに恵まれていたかということ、単なるわがまま人間だったのです。

それからなんとしても会社に復帰したいという気持ちが強く、人事部長と産業医の面談を受け、もちろん部署は異動して会社に復職しました。 異動しても顔見知りも多く、それほど苦になりませんでした。スムーズに復職できたと思います。 それから徐々に気持ちにも変化が出始めました。 離れていたヨーガを自宅でするようになりました。自分が気持ちよいと思うポーズだけを延々続けていきました。 経済的にも、精神的にもスタジオに通う余裕はありませんでした。毎日生きるのが精一杯でした。

私のヨーガの先生であるカナダ人のLisaに全てを打ち明けTeacher Trainingを受けることを薦められました。今思うとこのトレーニングが治療となったのです。 だって全世界から集まった生徒300人の前で教える練習をしなければならなかったのですから。

より楽しく生きる

うつへの特効薬は「自分の周りの友達、同僚(もちろん全くの他人を含め)を喜ばせるためには 何ができるかを考え、実行すること」だと実感しています。当たり前ですが、見返りは求めません。 何かしてくれた人に御礼を述べることは当たりまえとされていますが、その何かがされた本人にとって小さければ小さいほど、 感謝する隙を与えないため、御礼を述べることを忘れてしまいます。 何かをしてあげたと思ってる人は御礼を言われないと「親切にしなければよかった」と考えることが多くなります。

感謝することの出来る人は「教養のある人」です。「教養の無い人」にそれらを求めることは、自分で自分の首を絞めることなのです。 人を喜ばせることを考えれば、自分が悩む時間がなくなるのです。それを知った私は「いろんな人を何かに誘いうこと」を実行し始めました。 人によって誘うものが変りますが、それが「ヨーガ」だったり「おいしい食事」だったり。 それから出会った人を褒めること。 海外にいた頃、全く知らない高校生ぐらいの女の子にお手洗いで手を洗っていたら

「素敵なスカートですね」

って褒められらことがあります。そのスカートは10ドルのスカートにも関わらず!! 本当に短い会話だったのにこんなに人の気持ちを変えることができるとは知りませんでした。その時の気持ちを忘れた日はありません。 彼女に何時間もかかる高価な自己啓発セミナーに出席するよりも、すばらしい行動指針を一瞬で教えてもらったのです。 それから私は一日一回はそういうこと言ってみようと決めたのです。 毎日ができなくても週5日できればうまくいっているとは言えないでしょうか?

それ以来私は起こる確率が低いことについて 悩むことがなくなりました。もちろん悩みが無いわけではありません。
悩む時間をなくすため、無理の無い範囲で働くことが必要なのです。

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